2023年10月2日月曜日

Slow Astern

 船でいう微速後進。

二日前、休憩を取りながらも右谷足だけ使って法面で草を刈っていると

足が靴の中でうっ血してる。

急斜面で足が靴の中で動かないようにするためでもしめすぎた。

休むたびに靴を脱ぐのですが2時間が限界でした。

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平地なら問題ないのに急斜面となると話は別です。

ウエットスーツの袖口を切って指先に履いて安全靴のカップ(固い)

から来る痛みを防ぐのですが長時間は無理のようです。

みんな棚田の大斜面はやりたがらないのわかります。

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左足も使えばいいのだけどバイクの後遺症で靱帯破けて軟骨もつぶれてる。

左足の親指も変形してしまったから無理すると生爪剥げそうになって血が出てくる。

それでも何とかしようと

シャフトを左側に持ち直し、左谷足にしたら最近使ってなくて

体が忘れてしまってる、はか行かない。

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ハンデがあるから一度足場決めたら上下左右できるだけ広く刈る。

体の負担大きい。

おなじ右谷足を使うために

後退しながら大スパンで刈らずに上下各2mぐらいで小さく刈ってみた。

当然、刈れる面積は少なくなるのは承知。

斜面が少し緩いところではあった。

根から生えてる草を踏みつけながらの微速後進。

足が滑らない!

刈った草ではないから足場が確保されて斜面じゃないみたい!

左右の足に体重が分散されて足首、つま先がが痛くない。

燃料残ってるぶん全部使いきるまで刈ってみたら

いつもの3倍近く刈れてる、はやい!

ヤッホー!

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2年近く草刈りやってきてやっと見つけた。

技術はだれにも教わることはできない、自分で探す。

溶接と同じ、何万回も繰り返して身に着ける。

身体に障害やハンデがあれば尚更そうだ。

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その翌日、夜勤3連続だけど燃料満タンにして試してみたい。

ところが夜中遠雷が聞こえてきて外を見たら雨。

明け方やんだと思ったら濃霧、そして霧雨。

草刈りやると法面 土羽緩んで滑り、えぐれる。

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で今日、泊り明け着替えてコンビニでカレーパン2個とあったかいお茶。

少しすきっ腹のほうが動きやすい。

予想通りうまくいった。

背負い式でも、2グリップでもいい。

シンプルな最小馬力、最軽量草刈り機で十分。

丈の高い秋草は乾燥硬化しててチップソーは絡みやすい。

すぱすぱ切れない2枚刃はぶった切るスタイル。

少し刃こぼれしてても丸っ刃でもノープロブレム。

後退しながらシロートでも刈った後の目残しがよく見える。

”根つき草” が体を支えてくれて、すべて解決。

大法面、土羽の草を刈るのは下からではなく上の天端から、

横一直線 Slow  Astern(微速後進)

すべて非常識!

それが自分には最適でした。

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細切れ草刈り、ここ1週間。






微速後進の写真がない、あとでupします。

















めずらしく大西。 棚田の天端、体持っていかれそう。 雲が走って、新緑の葉裏がみんなひっくり返る。 伊豆なら沖は時化。 3時には吹き止みました。 **** 19日曜日、綿引君休み。自分は午前中ならteepeeの天幕上げ手伝える。 ロープワークやブロック、シャックル、Sカン、W南京な...