2022年10月31日月曜日

いよいよ

 ラクダの季節になりました。

泊りのあさがた、まだ暗いうちに建物の外に出てタバコを吸う。

スマフォに”今何度?”と聞くと体感温度ー1度。

帰ってきて昼間、窓開けてうつらうつらしてると20度。

それでもラクダの下着上下にセーター必須となりました。

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きのうの日曜日、禅呂君帰ってきて縄文焼きの段取り話し合う。

粘土はピザ窯の残りが1~200kgある。

サンプルに少し持って帰る。

どこに炉(fire pit) を作るか決める。

直径2mぐらいに囲って火の用心、山側は石垣の細長い棚。

大き目の石、上のほうから転がしてくる。

はじめはピットの中で雲南式の泥窯でやってみる。

下に草(かや)薪を敷いてカヤや枝木を幾重にも円錐形状(インディアンのティーピーテントみたいの)に立てかけその上から泥を塗ったくる。

空気の取り入れ口も出口も小さい。

燃えだすまでに時間がかかる。泥で熱が逃げにくいから

少ない薪や草で1000度?ちかくまであがる、、、らしい。

途中にのぞき穴作っておく。

白く光りだしたらサクセス。

枝木はキャンプ場の白樺かなんかの落ちたの集めてくる。

稲わらのかわりに屋根ふきに使う背の高いカヤが

ちかくに手つかずで生い茂っているというから助かる。

かぶせる泥は水の通り道あたりの土を掘ればいいだろ。

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試しに粘土を作ってみる。

ピザ窯はわら刻んだのを入れただけというけど

大した温度は上げないだろうから

器や造形物を焼く温度に耐えられる粘土かどうかわからない。

土は部落の神社の道路工事やってるとき2トンダンプで運んだ。

土木やってる人間は赤土、黒土、砂利、砂ぐらいの区別しかないだろうから

粘土作って焼いてみないとなんともいえない。

すべて経験なし!

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縄文の野焼きで何を作るか?

キャンプに来る家族ずれができそうなものは

クッキーみたいな土版、と ”ちびーなす” と呼ばれてるかわいいミニ土偶がいいかな~。


                                           yes we the people,too

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赤んぼの足型をつけた土版です。

https://emuseum.nich.go.jp/detail?&langId=ja&webView=&content_base_id=100611&content_part_id=2


自分が手本にしたいのは縄文最古の土偶。


以上の写真はその日、図書館で借りてきた ”長野県立歴史館、開館25周年記念
特別企画  土偶展の図録兼書籍 2019、10月発行 ¥1800 ” のです。


”縄文のトルソー”の文章は  文化庁主任調査官 原田昌幸氏の ”玉稿” !

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草刈り終わってから3週間ぐらい野焼きの焼き物、窯などnetで調べました。

長い窯業の歴史が将来どうなるかなんてまるでわかりません。

芸術家が何を作るのかも知りません。

趣味で陶芸やる人も近くにいません。

ないない尽くしでも窯焚いて焼き物作る楽しさは、モノつくり全般に共通してます。

”枝木を針金で縛って椅子つくる、アクションカメラで動画つくる(まだあけてない!)

皆楽しいバラ色の未来が待っている” と妄想してるのですが 

そこへ行くまでの雑用が山となって立ちはだかっています。

まずは身辺整理からやるしかない。

防寒衣類の入れ替え、段ボールの結束、ごみ出し、最後の草刈り、

草刈り機のクリーニング、枝木の棚ラックつくり、、、

記憶,健忘症は日に日に増していき、体力も使わなきゃあっという間に落ちる。

田中英道さんは老年は創造の時代だという。

確かにその通りだけど 生が綱渡りであることには老いも若いもかわらない。

かわいい縄文の ”ちびーなす” は同時にグルービーな深い河を渡ってきた。

これからもそうだろう。

それでいいのだ。






乾いてる

Facebookをあけると古代の遺物のほかに絵画がいやっというほど でてくる。 グネグネのゴッホのほかに ピンボケのモネ、べた塗りのゴーガンその他、、、 保存するのはゴッホだけ、古典の巨匠たちもたまに出てきたらほぞんする。 それでも気になるのがあるとついつい見てしまうのが 湿度0...