縄文土器に触発された陶芸家が横須賀の田浦のアート村に引っ越してきたのは
先のブログに書いた通りですが、
Googleマップで田浦の海を見ていくと海自や米軍の基地は昔のままなのに
横須賀市が(北は追浜から南は浦賀まで)えらい様変わりしてました。
東京湾があって国道16号があってすぐ後ろは山という狭いところなのに
埋め立てをしたり江戸時代や戦後の砲台跡地や施設をどんどん改変して都市開発してます。
Youtubeをみたらコロナをものともせず江の島や鎌倉なみに
都心からの日帰り観光地になってました。
2,30年前は ”港のヨーコ、横浜,ヨコスカー” の時代に育った
横須賀の少年たちが渋谷が有名になって行ってみたら
”人が多すぎて 酔っちまうよ” ってぐらい田舎だったのです。
今じゃアジア、中近東、アフリカの大都市にショッピングモールができてるようにヨコスカもそうなって箱ものだらけ。
国と横須賀市が一体となって都市開発してます。
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むかし久里浜の埋設管専門の溶接工”ホッピーケンちゃん”に
”小泉が首相になったから横須賀の仕事ふえるんじゃない?”
といったら、
”いや明治時代から軍港だから地下はもう掘るとこない。
宮ケ瀬ダム(丹沢山塊、中津川)から核攻撃受けても平気な
地下50mに水道管(直径5m)ひいて貯水タンクにしてる”
へ~。
高速の横浜~横須賀道路走ると磯子あたりから山、森林です。
おそらくすべて国有地でしょう。
港湾施設、特に米軍のはオフリミットが多いです。
核弾頭貯蔵してる吾妻島なんか爆発したら横浜まできれいに吹っ飛ぶそうです。
久里浜港(フェリー発着)までのだだっ広い軍用道路、近くの工業団地に
アイソトープ(原発の燃料)扱ってる会社があります。
海沿いの漁村が溶接工仲間の出身地です。
下田から浦賀に奉行所が移り回船問屋や洗濯女も大挙して漁村の浦賀に
引っ越してきました。そして明治維新です。
やがて横浜がオープンポートになると
国防、殖産(製鉄、造船)、海の漁だけになります。
浦賀などの裏山はミカン山だったのが高度成長、バブルで
みんな住宅開発されて海の見える高級分譲地になってしまいました。
学校で勉強のできる子はみんなミカン山の子。
茨城の筑波学園都市の子みたいな(お父さんみんな博士号もってる)
地元の子との格差が激しかったそうです。
それでも浦賀の造船所の養成工になって高校いかせてもらえたら
村ではエリートです。確かに養成工上りは溶接抜群でした。
なかには博打、酒、女につまづくのもいたかもしれないけど、
昔ながらの義理人情の職人ですね。
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三浦半島の沿岸は東も西も基本、漁師部落です。
ただ東京湾が久里浜から千葉の富津まで
日本最大のコンビナートで一つの巨大な港になってる。
その意味では名古屋港の何倍かあるでしょう。
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都市開発で昔の景観が変わっていくのは仕方ないでしょうね。
東京湾岸の風景がそうですが
”ベイエリア”とかお洒落な名前を付けてます。
実際海沿いの道のほうが混まない、だけど味気ない。
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で、高速道路も含めた横須賀の都市開発、
国も横須賀市もやけに急いでるような気がします。
もしかしたら ”港のヨーコ、横浜、ヨコスカー” の2~30年前から
企画されてたんじゃないかな~って思うようになりました。
ロックフェラーの番頭キッシンジャーやトランプの考えてること、
”いろいろ洗脳工作何十年もしてきたけど、日本は変わらなかった。昔のまんまだ”
”自分の国は自分で守れ、アメリカファースト”
第7艦隊は 横須賀から本国へ引っ越すかもしれない。
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金指君の住んでる下田の ”黒船祭り” 今年のYoutubeみたら
コロナの影響でえらい規模縮小してる。
戦争を挟んで昭和の初めから続いてる国家、軍隊、庶民のふれあいの祭り。
横須賀やホノルルをうろついてる水兵とは顔つきがらして違う水兵が
親善にやってきます。
野外コンサートなんかにアメリカのヒッピーなんか紛れ込もうとしたら
蹴とばして追い払う。
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コロナだけが原因じゃなくて世界が変わっていく。
米軍が本国へ引っ越ししても
第7艦隊は下田の黒船祭りにやってくるだろう。
下田は小さい町だけど江戸時代から
かわいくてかなりファンキーなのが多いから。