前回は出かける前で書けなかったことを書きます。
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アラスカや北海道と比べたら10度以上暖かいのですが、
伊豆の感覚でいえば完全に冬です。
ネオ縄文ということから縄文土器や土偶に関心がいき、
”じゃあ、どうやったら作れるの?”という興味が湧いてきました。
都会に住んでいると粘土探しや野焼きなど
自分でやるとなるとかなり面倒でしょう。
そこで粘土を買ってきて誰かに焼いてもらうことになります。
それでも国宝の火炎土器などお手本にして作るのは難しいから
挑戦のし甲斐があります。
女性の漫画家がその工作過程をYoutubeにUPしてくれてます。
何十倍速の録画も使いながら1時間半以上。でもとても分かりやすいです。
粘土が乾いてもろくなるから長い時間はかけられません。
1,2回リハーサルに小さいのを作って全体の構造をおぼえてから
本番にかからないと難しいかもしれませんね。
なんせ ”なんだこれは!?” と岡本太郎がびっくりしたぐらいですから。
こね方はパンだねこねるのとそう違わないみたいだけど
粘着、組みつけは十分練習しておかないと忙しいだろーね。
それでも焼きあがって黒いすすが飛んできれいな地肌が
割れずに出てきたら感動ですね!
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では縄文土器のコピーから離れて自分の好きなものを作るとしたら
何を作る?
一関、藤沢町の縄文焼き祭りで子供からじーさんバーさんまで
勝手気ままに粘土こねて作って焼いた。
地元部落の祭りがあって、個人個人が思い思いの焼きモノを作る、
芸術の本源をみせてくれたから岡本太郎や池田ますおは大喜び。
総務大臣も地域おこしで表彰状!
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そのあとは焼き物のもろさを焼く温度を上げることで克服する
試行錯誤が世界中でえんえんと続けられてついに革新的な登り窯で
一応のピークを迎えるのだけど、燃料使いすぎて森がなくなったり
して文明が衰えてくる所も出てきていいことばっかりじゃない。
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登り窯って中国の木造帆船ジャンクに似てるなー。
水密隔壁を肋骨フレームがわりにたくさん入れて、どこか船体に穴あいても
すぐには沈まない。
水密隔壁の胴体をつけ足していけば1000人以上乗れる船もできる。
現代の造船所の船の作り方もほぼ同じブロック工法。
熱が隔壁の中に長い時間滞留して高熱になり固い焼き物が確実にできる。
しかし思い通りに焼き上げる技術は至難の業でそれを確立した人は人間国宝。
現在の日本には焼き物の人間国宝いっぱいいるけど
縄文の土器、土偶に勝るとも劣らない作品作り出せる人はいるのかなー。
技術や製品としては進化、進歩したのは間違いないけど
あの縄文人の感覚、直観、本能が今生きてる自分たちに伝えてくる
かわいくてファンキーな共鳴、グルーヴィング
なかなか出会えないね。
シンプルであったり過剰であったりしても
その魂胆は生命の讃歌なんだろうなー。
自分の好みはそこらへんです。
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美術や芸術に疎いながらもネオ縄文と呼びたくなるような書家がいます。
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Googleの画像検索やブログからその画像が見られます。
佐賀出身の元勲だけど、かわいい書もかくしグルービーな書もかきます。
惜しいことに文字の書だから北斎ほどには外国になじみがない。
外国どころか国内、地元佐賀でさえなじみがない。
”佐賀よかでしょ”のYoutuberがいても現実はこんなもんです。
茨城県を抜いて日本一になってました、ああーっ!
徐福さん最中もあるし、東名(ひがしみょう)遺跡も吉野ケ里以上の国家予算がついて展開していってくれる予感がするのですが、、、
縄文海進と喜界カルデラの破局噴火が前後してある貝塚遺跡、またとない。
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天皇から臣民が手紙をもらうということはない、普通は詔勅で伝えられる。
しかし明治時代、手紙をもらった人が二人いる。伊藤博文と副島種臣。
その手紙は副島家の家宝だとか。そうだろなー。