あちこち天気予報あたっても、一日中1~2mmの小雨。
きのうから準備OK.
畦の上端にワイヤー張りに行く。
2㎜を20m。
体重かけたらどうも下に伸びそうなので3㎜10mは添わせるだけにする。
susワイヤーからUシャックルを介して垂らす10㎜のロープが
畦から1m以上刈り取ってないと草にひっかかって横に滑りにくい。
しかし、
法面中間に作られた段が生きていて歩けそう。
2枚刃になったから刈り取られた草が山にならず散らばり、
スパイク地下足袋やめて林業スパイクにして爪が痛くなることもなく、
足首も曲がらず踏ん張りがきく。
下から刈り上げてきて地肌出るような刈り方だったから石が露出しずるずる滑り、
チップソーで刈った草が山のように重なった上を歩いて滑り、
アイゼンに変えても草にけつまずき石の上でグリップは効かずさんざんだった。
上から2枚刃で刈って草を広く散らばし地肌を出さない刈り方で正解だったような気がする。
中段の道どこまで生き残ってるかわからないけど、足場が平らな所があれば最高で利用する。
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長い年月のうちに法面の斜面の土砂は流れ続け、山谷の伏流水が田んぼの下を流れ
斜面から流れ出してるところは特に石の露出が激しい。
そういうところは水が長い草を成長させる。
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日本全国見た目の美しい棚田の風景は地質学的には何千年かの山崩れ、崩壊跡地が多いらしい。
学者の言うことだからそうだろう。風化の早い火成岩、花崗岩、真砂土のあるところ、
プレートの移動でマグマができる火山や地震の多いところ。
平野部と比べたら排水、保水システムがいのち。
水稲稲作だけでなく林業も同じ。どこに水脈があるなんて目で見てわかるのは
地表に出てる部分だけ。
10年、20年の経験で得られる知識でも地滑り、山津波、なぎなどいつ起こるかわからない。
だから山には山の神がいるという。
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今度の台風でカボスTVもたのしんさんとこも宮崎、大分は何十年ぶりかの被害が出たようです。
九州の山地は生きのいい台風の屏風にはならないようです。
ここ伊那平は赤石山脈、木曽山脈にはさまれ上陸した台風からはよく守られてる感じ。
1~2mmの小雨だからナイロンヤッケ上下にポンチョをかぶって30分ぐらい
歩けるところを草刈る。
あしたも似たような天気、夕方泊りだけどやれるだけやっておこう。
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