きのうは色んな研ぎ方で6時間ぐらい、
#1000の中砥石にいくまえの研ぎをやってクタクタ腹ペコ。
素性の判らない砥石をとっかえひっかえ、、、
丸っ刃の凸が0.2~0.3mmまで削れたように見えますが
まっ平らになるまではまだまださきが長そうです。
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ひさしぶりにノギスを持ち出しました。
ふだんは気にもしてなかったのですがメーカー不明、jisマークなし。
0.5㎜以下の精度で鉄工したことないので自分のノギスならそれで十分だったのです。
木工の鑿、鉋は0.1mm以下の世界。
ジスマークなしのノギス、0.05とだけ刻印してあります。
しかし0.1mmから0.05mmの間をはかる目盛りはありません。
スリット、隙間は陽ざしにかざせばはっきりみえます。
水漏れ、液漏れ、ガス漏れ間違いなしの隙間です。
いま必要なのは0.1~2mmの隙間がどの程度かたしかめることです。
150㎜のみじかいsusの物差しの10㎜幅ぐらいの端末を当ててはかってみて、
ひいき目に見てだいたい0.2~0.3mmの隙間が残ってます。
これだけ少ないとグラインダーは無理で砥石で研ぐしかありません。
鑿の表の刃、鎬の上の方から研ぎ出して、
そのうち ” 鎬自体を支えの治具にして ” 研ぎ下すのがいいらしい。
しかし丸っ刃を直しながら丸っ刃を作ってる状態だから
鎬は削り過ぎになって行くでしょう。仕上がりは30度以下は間違いなさそうです。
玄翁でたたき込む使い方はせず突き鑿のように押して薄く削るだけだから
30度以下の薄刃でもOK.
ただ素性の知れない小さな荒砥で研いでいくのはつらい!
安物でいいから番手のはっきりした大きな荒砥、モノタロウに注文しました。
いまの丸っ刃を直して鎬の平面をださないと次の#1000 中砥石にすすめない。
そこから仕上げまでは切れ味を高める工程だからコピー用紙に突き刺して
サクサク切れなくてもそのうち切れるようになるだろさ、です。
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飯田で手に入れた本職のノミは2本とも40度に研いでありました。
堅い木から刃こぼれを防ぐためでしょう。
見た目は完ぺきな平面に見えるのですが物差しあてると
刃先を出すためか刃を守るためか0.1mmちかく鎬の面から落としてありました。
それぞれの考えがあるのでしょう。
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丸っ刃のなおし、素人でも時間をかければそこそこできるでしょうが
”丸っ刃は一瞬” 年季のいる技術。
時代はAI、自分に合ったやり方でやるしかないね~。