2021年12月15日水曜日

古式サバ二

 館山という名前を聞くと必ず思い出すのが、民俗資料館にあった

古式サバ二 ”オモㇿ号”

ヨット設計家の横山晃さんがこのフネに出会ってサバニ船形のヨットを

設計するようになり世界のヨット設計家の三本の指に入るようになった。

感動しながら船形の計測をしたくだりは横山さんの本に詳しい。

その古式サバ二を作った船大工が大城清さん。

日本のサバニ大工のトップ。

以下のブログに連載されてました。

http://www.shinyaimaizumi.com/index.php?Essay

http://www.shinyaimaizumi.com/index.php?%E9%80%A3%E8%BC%89%EF%BC%96

舟大工、職人としての感覚がアメリカの家具職人のレジェンド

ジョージ ナカジマとおなじ。

縄文人の精神そのまま。

外国人、近代の合理主義者がこれを理解はできても

感じ取るのはかなりむつかしいかもしれない。

ヨーロッパのジャポニズムがいい例。

沖縄の盆の迎え、送りのこの方のエッセイがひとつ前の回にあります。

岡本太郎が12年ごとのイザイホウに立ち会って ”神秘の国 日本”にやっとたどり着いた。

それが縄文の精神、スピリチュアルだったわけです。

当の庶民はそんなこと気にもせず昔からの伝統、しきたりを繰り返してるだけ。

うえのブログを書かれてる方は “糸満売り” も述べてます。

沖縄の友人から聞いた話では子供が言うことを聞かないと

親が ”糸満に売るぞ” といえばよかったそうです。

石を海に投げて10m、20mの深さでも拾ってこないとめしを食べさせてもらえない。

糸満に売られた子供が追い込み漁師になったり、サバニ漁師になったりする。

宮古島 久松の五勇士の漕ぐサバニがあり得ないスピードで石垣まで走る。

オリンピック選手以上の体力。

近代ヨーロッパの科学技術をこえる沖縄の伝統技術。

岡本太郎が感動して ”みろ、これが美というものだ” といったサバニ。

”人間じゃない波と風が作ったんだ”  という決めセリフ。

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いまじゃ風前の灯火だった伝統技術がコマーシャルや観光で救われてる。

需要があれば後継者もできるだろう。

それでいいじゃないか。


めずらしく大西。 棚田の天端、体持っていかれそう。 雲が走って、新緑の葉裏がみんなひっくり返る。 伊豆なら沖は時化。 3時には吹き止みました。 **** 19日曜日、綿引君休み。自分は午前中ならteepeeの天幕上げ手伝える。 ロープワークやブロック、シャックル、Sカン、W南京な...