今井さんのキャンプ場ゲート。
あしたあたりが山場。
週末、山梨から山林の作業道専門?の土木会社経営の友達が来てくれて
アドバイスもらってた。
大型重機入れれば自分が二日でやってあげられるけど、費用が莫大になる。
地面はやめてゲートからつって移動させた方がいい。
地上の作り物なら素人でも可能、土木は無理!
本人やっと踏ん切りついて彼の言うとおりにすることにした。
ただゲートの梁の接手とか柱と梁の接合とか軸組工法にこだわって、、、
曲がりねじれた材木を足場の悪い急斜面でほぞ穴をあわせる!?
それも現場で現物合わせで罫書くという。
どうやって90mm角8mの梁を持ち上げる??
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片方をクワの枝の高いところからつっておいて、
片方は自分がYの棒をしたからせーので押しあげる。
今井さんは獣除けフェンス
に一本はしごよりかけて上にのぼる。
フェンスはブヨンブヨンだから筋交いをとる。
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はー、素人仕事はこんなもん。
罫書終わって8mの梁ふたりでもって5~60mの作業場所へもどる。
これで一日終り。よくここまで進んだよ、が実感。
へとへと、
途中、20mぐらいのところに熊が下りてきてまた山に入って栗でも食べてたらしい。
いつものこととか。
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身体洗ってFacebook見てるうちうたたね。
今井さんが先週、大町の友達んとこ行ったのは
音楽のイベントじゃなかった。
その人は自分が
ゴッホの椅子がらみで見てた木工家で
ああここにもペーパーつかわない銑仕上げの木工家がいた、と思った人でした。
http://www.kirakukoubou.com/profile/siage.html
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信州は木工家の多いとこらしい。
で、じゃ自分でもイスの形考えてみようかとなって考えたら
イスの記憶であれはよかったというもの皆無。
しいて言えばヨットのクルーザーにお客さんで乗ったときの
風下側のコクピットのシート。
左右にローリングするけど舵を持つ人は風上側で前方を注視してる。
基本、座席は両舷とも上向きに作ってある。
傾いたときは海面が近くなり空を見上げる。
なぜこれが記憶に残るのか?
たぶんこれは赤ん坊のゆりかごみたいなものだから。
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お手本としてジョージ 中島さんがあっても
それは彼の作品と実人生であってマネしようがない。
熊井守一が ”他人の作品見たってショーがない” というのはそういうこと。
”下手も絵のうち、椅子のうち” と覚悟して自分でつくればいいのである。
とりあえず頼りになるのは自然。
自分も自然の一部。
猫背、腰曲がりが治りそうな気持ちいい椅子をつくろう。