2020年7月12日日曜日

つゆ  ”雨蕭々”








きのう雨やんでるから朝、出てみる。
梅雨で休みづかれの面々と顔を見合わせ、”現場、雨でぐちゃんぐちゃんだから無理だなー” で解散。

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おととい部屋掃除しながら届いた
Amazon本ザーと読んでそのあと読む気が起こらない。
外房の漁師言葉、にぎやかすぎる部落の人間模様。
読みにくい。
船の艤装も大きさも、潮の流れも深さも、風の向きも磯の様子もわからない。

つげ義春も私小説マニアだったけど彼、近藤啓太郎もお仲間。
元祖、私小説、島崎藤村のエッセー ”桃の雫”とか”千曲川スケッチ”を
青空文庫、、、金指君にすすめられた青空文庫、、、でよんでみる。 
読みやすい日本語!
しかし
浦賀の造船所の友達のお兄さんから聞いた話、
” お前んち古いんだってなー” ”うん、700年ぐらい続いてる”
という同級生 島崎藤村の親戚。

平安時代から続く三浦一族。その枝分かれが木曽の山の中に入って
数百年の間に近親相姦の血筋になったのかもしれない。
近代日本の言文一致、自然主義私小説、ほとんど露悪趣味!

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美しい日本語ならほかにもある。

永井荷風  ”雨蕭々” 青空文庫。


じぶんが漢文読めないのは残念だけど
鴎外の弟子だから安心して読める。

欧米白人文化と日本の伝統文化とのあいだの
桎梏をどうやって生き抜いたかよくわかる。

江戸の庶民文化、芸術 特に浮世絵が
とうじの欧米にいかにセンセイションを巻き起こしていたか
永井荷風は詳しい。

まだ写楽は発見されたばかりで
北斎とのつながりは誰も想像できない、、、

一枚の版木の裏表が北斎と写楽なんてのが発見されたのは最近か?、、、

学者じゃないからと永井荷風も近藤啓太郎も謙遜してるけど
熱心に研究してるのがわかる。
二人ともお上の芸術に徹底して抵抗してる!!


無料で読める青空文庫がどんどん増えていってるようです。
いい時代になりました。

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