山々の雪が解け高山の頂に雪が残るだけになりました。
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田中英道さんがこんな講演をUpされ、大きな宿題を出された感じです。
ムーとかトンデモ本のたぐいでもあるのですが、とにかく日本人は男女を問わず
”義経”が大好き。
戦後、子供のころから絵本や映画で親しんでる物語です。
鞍馬天狗や牛若丸、”京の五条の橋の上、、、” 山伏弁慶。
幼子連れて逃避行、吉野の大宇陀 常盤御前。
”しずやしず しずのオダマキ繰り返し、、、”
鶴岡八幡宮 頼朝 舞台に静御前。
義経が逃げ込んだ奥州藤原4代、東大寺再建の勧請西行、そして奥の細道芭蕉。
登場人物の多くは同化ユダヤ人。
清盛、西行ともに北面の武士、頼朝にあってから親戚の秀衡に砂金勧請しに行く西行。
義経は前の年から平泉にかくまわれている。
何百年もあと伊賀者、芭蕉は平泉へ聖地巡礼。
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詳細は分からない。秘するが花なり。
テムジン のちにチンギスハーン。
何百年も前から北方騎馬民族、遊牧民の軍、行政システムは
少数部族、血縁で構成されて10進法単位で拡大していた。
それが部族、血縁を解体して実力、勲功でそのリーダーを決めた。
組織論の革命、駅伝を作り情報通信、輸送を高速化。
侵略する前に徹底した情報収集、外交交渉。
拒めば捕虜や降伏した兵を消耗戦につかい 見せしめのために
敵は残酷なまでにせん滅する。
”こんなことは従来の騎馬民族にはできない”とおもったのが
江戸時代のオランダ学者シーボルト。
律令制(官僚制)導入していた日本、
シルクロードを作ってきた同化ユダヤ人ならできる。
通貨を発行し、のちに紙幣も使う。受け取り拒否すれば死刑。
信仰は自由、各地の宗教、教会を保護する。関税は取らず最終売却時の税のみ。
商業重視、安全な通商、手工業の保護。
安全保障のため敵対すれば撃滅、皆殺しあたりまえ。
イデオロギーも理念もない、実践して効果があればどんどん移入する。
このスタイルで200~300年ユーラシアを支配、管理した。
パクス モンゴリカ。
このおかげでイタリアは ルネサンスが勃興する経済基盤を作れた。
ランドパワーの金字塔。
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10世紀以前、4~5世紀のユーラシア、特に黒海北岸スラブ民族は
少数部族が統合されることなく(相続が確立せず争う)
自律できないから北方の交易、侵略、略奪の張本人デーン人(のちのバイキングデンマーク,スエーデン)に
自分たちの支配をたのみこんだという、年代記の記述。
ロシアの古代民族をルーシ、キエフルーシというけど古代デーン人たちが自分たちをルーシと呼びならわしていたからその名前をロシアの語源にしたようです。
いずれにせよ無防備、無力で奴隷狩りされてしまう。ベネチアやジェノバのようなシーパワーに手もなくひねられてしまう。
北へ北へ逃げていくしかなかったろうね。
そこにモンゴル、タタールのくびき200年。
モンゴルが大陸の東西をつなぎ人、モノ、カネが大いに循環し
専制的で官僚制的、しかも平和なワンワールドを作り上げたのは間違いない。
ただ中国の結核菌から変異したペストが整備されたシルクロード、海路を通じて
全世界に広がり何億人もの人口を減らしてしまった。
それがきっかけでモンゴルの作ったワンワールドは崩壊していく。
大陸の端でかろうじて生きていたヨーロッパが頭を持ち上げてくる、近代。
あの奴隷(slave)にされていたスラブ民族のロシアも王朝を作り上げることができるようになって
ヨーロッパ近代を摂取しながら、毛皮バルブで東へ東へ拡大していく。
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ユーラシア大陸の歴史も未解明なことが多い。
神聖ローマ帝国なども実体があってないようなもの。
”神聖でもなく、ローマでもなく、帝国でもない”といわれてる。
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そのロシアがウクライナで金融ユダヤ人と対峙している。
近代のシーパワー(欧米)とランドパワーの対決の延長なんだろうけど
定説ではランドパワー(ユーラシアを制する者が世界を制する)が有利らしい。
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今回もキーワードは ”同化ユダヤ人”でした。
スラブ民族もモンゴル、タタールから継承したものもあるだろうし
パクス モンゴリカがユーラシア大陸で歓迎された要素のなかには
縄文以来の日本の精神が義経を通じて発現している気もします。
他民族でも仲間になれる。
もちろんユダヤ的貨幣価値の尊重もあります。
13~14世紀にかけて貨幣経済は全世界に普及しました。
緩やかな経済活動の自由、信教の自由、保護。
為替の発生など資本主義の黎明期でもあるようです。
ジンギスハーンの去ったあとは草原だけ。
目に見えないシステム(官僚制)で後継者たちは
国家を作り上げていく。
ナショナルなものとグローバルなもの、、
車の両輪のようなもんでどちらかパンクしたら止まるだろね。