奈良に行くことにしてたのですが、、、
おおはずれでついたときは暑さの中くたくた。
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雨が降ったのは中津川あたりまで。
雨の合間、谷底で花火連発。上から見下ろす花火は華やかでした。
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軍の施設周辺はどこもそうでしょうが各務原あたりは片側4車線。
盆の中日、 渋滞なし。
遠回り覚悟で濃尾平野のヘリを選んで大垣から桑名に出たのですが
遠いというより大都会の光景に疲れました。
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台風なら大丈夫と予想したのにおおはずれ。
交通事情最悪の奈良に、もろ盆の中日に来てしまった! 最悪x最悪。
げんなりしながら ”パルテノン神殿に勝るとも劣らない ”と田中英道さんが言う
法隆寺へ。
ここの入り口、南大門で1時間ぐらいつかまって進まない。
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朝8時開門。
土砂降りの雨風、台風なら5~6時間かけて観覧しようと思っていたけど
台風それて観光客ひっきりなし。
広い駐車場4番目に入ったけどあっという間に満車。
聖徳太子、1400年前の世界最古の木造建築、世界遺産
そりゃー人は来る。
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杖ついて日陰を探し腰を下ろして、16倍の双眼鏡で探索。
やがて腰を上げて南大門の階段を上がる。
割れ目補修
柱の基部
直径何メートル?の芯もち材、よく割れないね。
門をくぐって閂。
鋲は使わず分銅型の楔。
大工が言うには今の鋼と違うらしい。
縄文時代、植物からもFe鉄が作れたというのどこかで見た。
縞模様が入ってるけど これは何石と答えられない。
石の凹凸に合わせた柱。四方にあけられた穴は水平を出すためか。
銅板の上にのせられていてもキクイムシに食べられた。
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こじんまりした境内に入って圧巻なのは ”瓦”
俗にいう瓦職人の世界を超えている造形。
朝鮮経由で入ってきた窯芸技術で瓦も焼かれ神社仏閣の屋根にのせられてゆく。
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しかし古墳時代までの埴輪つくりの縄文技術ものこっている。
この縄文テイストにハイテクを吸収してわが物にしてゆく能力、進取の気性ジャポン。
おりしも今日は盂蘭盆会、朱の袈裟を下げた僧侶が本堂に向かい
コーンという音が聞こえてきた。
やっと腰を上げ前進するもこれ以上近づけない。
夢殿のほう、奥を見ても観光客だらけ ”帰ろう”
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帰りがけ何かの古木がありました。
名付けて
ジョージ 中島 (アメリカの木工ワーカー レジェンド)
スズメバチがくぼみに入ったまま出てこない。やばっ!
以上で今回の法隆寺おわり。
奈良市を北上して木津川わたって東にむかう。
三州街道は矢作川の源流域でもあり三州瓦の原料が三河の下流にたまっていったようです。
その粘土のもとは花崗岩の砂。
山奥はどうしても産業から取り残されがちですが紀伊の山奥同様
縄文テイスト やまとのくにが味わえます。
法隆寺の疲れが消えました。
恵那山を迂回した三州街道、観光化できないところがいっぱい残ってます。
平地がないから道路わき少しでも空いてたら駐車場作ってあります。
国交省のおかげで災害はほとんどなさそうです。
奈良に行くときは行きも帰りもこの道使おうと思います。
風がなければ伊勢湾岸、夜中軽ETC1000円しないんじゃない?
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観光あんまり興味ないから、相変わらずの強行軍でしたが
奈良は鑑真和上の座像を見に行くのが残ってます。
パルテノン神殿見たことないけど法隆寺の瓦見ただけで
こりゃー5スターだと想像つきます。
縄文、日本人とにかく仕事が丁寧、豊田のレクサスだねー。